市場ニュース 2026-09-29
【市場・コモディティ】米国中東【政治・金融政策】【市場・株式】【市場・金利】【市場・為替】
今日の地合い
- 日本株 — 日経平均65,877.62円(−0.73%)、東京終値。
- 米国株 — S&P500は−0.77%、ナスダックは−0.92%で現地終値。
- 原油・金利 — WTI清算値は92.60ドル(+0.21%)。米10年パー利回りは5.24%(+0.07ポイント)。
- 為替 — ドル円は日銀の東京17時bid/ask中間値で157.23円(−0.55%)。
Snapshot
基準日は2026-09-28。
日本株は東京15:30 JST終値、米株は現地16:00 EDT終値。
WTIはNYMEX期近11月限の清算値をReuters報道で照合しています。
米10年金利は米財務省の日次パー利回り(NY15:30 ET前後)、ドル円はNYの同一基準値を得られず日銀の東京17:00 JSTのbid/ask中間値を採用しています。
| 項目 | 水準・前日比 | 投資上の意味 |
|---|---|---|
| 日経225 | 65,878円(−0.73%) | 技術セクターの売りが重し |
| 米国株 | ダウ 51,482(−0.67%) S&P500 7,684(−0.77%) ナスダック 26,820(−0.92%) |
3指数とも下落 |
| ドル円(東京17時) | 157.23円(−0.55%) | NY終値と区別して比較 |
| 米10年金利 | 5.24%(+0.07pt) | 割引率上昇が株価に逆風 |
| WTI原油(11月限) | 92.60ドル(+0.21%) | 日中の急騰から上げ幅縮小 |
今日の主題
外交期待で原油は上げ幅縮小、金利高の重荷は残る
トランプ大統領がイランの和平案を週末に拒否し、原油は週明けの早い時間に上昇しました。
その後、カタールの仲介者が米・イラン双方と協議する見通しが伝わり、上げ幅を縮小しています。
WTI期近先物の清算値は92.60ドル、前営業日比+0.19ドル(+0.21%)でした。
日中の急騰をそのまま一日の騰落率とは扱えません(Reuters)。
協議への期待が戻っても供給の正常化は確定していません。
Kplerの暫定データでは9月のホルムズ通航量は日量約740万バレルへ回復する見込みですが、戦前の日量約2,000万バレルを下回ります(Reuters)。
「外交の進展」と「実際の物流回復」を分けて確認する必要があります。
原油・ディーゼルの高い価格水準は物価懸念を通じて金利見通しに波及します。
米10年パー利回りは5.17%から5.24%へ上昇。
Reutersの米株引け後更新記事では、CME FedWatchの10月利上げ確率は70.3%(1週間前57.6%、1か月前17.7%)でした。
利上げの決定ではなく、市場の織り込みです。
米3指数は0.67〜0.92%下落しました。
日経平均も−486.58円となり、技術セクターの寄与−293.51円が下げ幅の約6割を占めています(日経平均日次サマリー)。
金利上昇は将来利益の割引率を高め、長期の成長期待に依存する株式の評価を圧迫する経路があります。
ただし、株価変動のすべてを原油だけで説明できるわけではありません。
Watchlist
| 期間 | 確認項目 | 注目水準・イベント | 見方が変わる条件 |
|---|---|---|---|
| 短期 | 米・イラン協議とホルムズ通航 | カタール仲介の協議、実際の航行・輸送量 | 合意履行と航行回復が揃えば供給プレミアム縮小。協議再拒否や攻撃拡大なら警戒継続 |
| 短期 | 米雇用・消費・物価 | JOLTS 9/29 23:00 JST、PCE 9/30 21:30 JST、雇用統計10/2 21:30 JST | 雇用・物価の上振れで金利高が続けば株の評価圧力。鈍化なら巻き戻し余地 |
| 短期 | 原油の清算値と日中の動き | 同じ11月限の清算値と前営業日を比較 | 外交期待で上げ幅が縮むのか、物流悪化で高値が定着するのかを区別 |
| 中期 | 米CPI | 10/14 21:30 JST | 物価鈍化なら金利上昇圧力が和らぐ。再加速なら追加利上げの警戒が残る |
📘 今日の学習(クリックで展開/全員必読ではありません)
原油価格に含まれるリスクプレミアムは、現時点の不足量だけでなく、将来の供給停止や正常化遅延への備えも反映します。
外交上の拒否だけでは物理的な通航減少を証明できず、協議の再開だけでも供給回復は確定しません。
原油高が物価見通しを押し上げると、金利を通じて株式の将来利益の現在価値が下がり得ます。
今回の米10年パー利回りは5.24%、前日から+0.07ポイント。
日中の価格、清算値、物流量を別々の証拠として照合します。
出典
- 日本経済新聞社「日経平均日次サマリー」2026-09-28。東京15:30 JST終値65,877.62円、前日比−486.58円(−0.73%)、技術セクター寄与−293.51円。比較元は65,877.62+486.58=66,364.20円、65,877.62÷66,364.20−1=−0.73%。日次サマリー
- Reuters「Stocks fall as higher oil prices, Treasury yields weigh」2026-09-28、16:23 EDT更新(MarketScreener配信)。米国現地16:00 EDT終値、bid/askなし。比較元は当日終値+下落幅で復元:ダウ51,481.51÷51,828.62−1=−0.67%、S&P500 7,683.69÷7,743.41−1=−0.77%、ナスダック総合26,820.38÷27,068.72−1=−0.92%。FedWatchの70.3%、57.6%、17.7%はこの記事の報道時点の織り込み。Reuters記事
- 米財務省「Daily Treasury Par Yield Curve Rates」2026-09-25、28。10年は5.17%から5.24%、差は5.24−5.17=+0.07ポイント。NY連銀が15:30 ET前後に取得するindicative bid-side気配が算定入力。日次データ / 算定方法
- 日本銀行「外国為替市況」2026-09-28、25。東京17:00 JSTのbid/askは157.22–24円、158.09–11円。中間値157.23円、158.10円で157.23÷158.10−1=−0.55%。中心相場(仲値)とは区別。NY基準の同時刻・同じquote側を確認できず東京17時を採用。9/28 PDF / 9/25 PDF
- Reuters「Oil prices settle slightly higher on supply worries as Trump rejects Iran proposal」2026-09-28。WTI清算値92.60ドル、+0.19ドルから比較元92.41ドル、92.60÷92.41−1=+0.21%(報道の丸め値+0.2%と一致)。外交協議とKpler暫定通航量もこの記事で確認。Reuters記事 / 11月限への切替はEnergyNowの9/28記事で照合。CMEの清算時間帯は14:28–14:30 ET(9/29 03:28–03:30 JST)。CME清算手順
- BLS「2026 Release Schedule」— JOLTS 9/29 10:00 EDT、雇用統計10/2 08:30 EDT、CPI 10/14 08:30 EDT。BLS日程 / BEA「Release Schedule」— PCEを含む個人所得・支出9/30 08:30 EDT。BEA日程。各時刻はEDTからJSTへ+13時間換算。