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市場ニュース 2026-09-29

市場2026-09-29

【市場・コモディティ】米国中東【政治・金融政策】【市場・株式】【市場・金利】【市場・為替】

#市場ニュース#米国株#原油#金利#ホルムズ#イラン

目次
  1. 今日の地合い
  2. Snapshot
  3. 今日の主題
  4. 外交期待で原油は上げ幅縮小、金利高の重荷は残る
  5. Watchlist
  6. 出典

今日の地合い

Snapshot

基準日は2026-09-28。
日本株は東京15:30 JST終値、米株は現地16:00 EDT終値。
WTIはNYMEX期近11月限の清算値をReuters報道で照合しています。
米10年金利は米財務省の日次パー利回り(NY15:30 ET前後)、ドル円はNYの同一基準値を得られず日銀の東京17:00 JSTのbid/ask中間値を採用しています。

項目 水準・前日比 投資上の意味
日経225 65,878円(−0.73%) 技術セクターの売りが重し
米国株 ダウ 51,482(−0.67%)
S&P500 7,684(−0.77%)
ナスダック 26,820(−0.92%)
3指数とも下落
ドル円(東京17時) 157.23円(−0.55%) NY終値と区別して比較
米10年金利 5.24%(+0.07pt) 割引率上昇が株価に逆風
WTI原油(11月限) 92.60ドル(+0.21%) 日中の急騰から上げ幅縮小

今日の主題

外交期待で原油は上げ幅縮小、金利高の重荷は残る

トランプ大統領がイランの和平案を週末に拒否し、原油は週明けの早い時間に上昇しました。
その後、カタールの仲介者が米・イラン双方と協議する見通しが伝わり、上げ幅を縮小しています。
WTI期近先物の清算値は92.60ドル、前営業日比+0.19ドル(+0.21%)でした。
日中の急騰をそのまま一日の騰落率とは扱えません(Reuters)。

協議への期待が戻っても供給の正常化は確定していません。
Kplerの暫定データでは9月のホルムズ通航量は日量約740万バレルへ回復する見込みですが、戦前の日量約2,000万バレルを下回ります(Reuters)。
「外交の進展」と「実際の物流回復」を分けて確認する必要があります。

原油・ディーゼルの高い価格水準は物価懸念を通じて金利見通しに波及します。
米10年パー利回りは5.17%から5.24%へ上昇。
Reutersの米株引け後更新記事では、CME FedWatchの10月利上げ確率は70.3%(1週間前57.6%、1か月前17.7%)でした。
利上げの決定ではなく、市場の織り込みです。

米3指数は0.67〜0.92%下落しました。
日経平均も−486.58円となり、技術セクターの寄与−293.51円が下げ幅の約6割を占めています(日経平均日次サマリー)。
金利上昇は将来利益の割引率を高め、長期の成長期待に依存する株式の評価を圧迫する経路があります。
ただし、株価変動のすべてを原油だけで説明できるわけではありません。

Watchlist

期間 確認項目 注目水準・イベント 見方が変わる条件
短期 米・イラン協議とホルムズ通航 カタール仲介の協議、実際の航行・輸送量 合意履行と航行回復が揃えば供給プレミアム縮小。協議再拒否や攻撃拡大なら警戒継続
短期 米雇用・消費・物価 JOLTS 9/29 23:00 JST、PCE 9/30 21:30 JST、雇用統計10/2 21:30 JST 雇用・物価の上振れで金利高が続けば株の評価圧力。鈍化なら巻き戻し余地
短期 原油の清算値と日中の動き 同じ11月限の清算値と前営業日を比較 外交期待で上げ幅が縮むのか、物流悪化で高値が定着するのかを区別
中期 米CPI 10/14 21:30 JST 物価鈍化なら金利上昇圧力が和らぐ。再加速なら追加利上げの警戒が残る
📘 今日の学習(クリックで展開/全員必読ではありません)

原油価格に含まれるリスクプレミアムは、現時点の不足量だけでなく、将来の供給停止や正常化遅延への備えも反映します。
外交上の拒否だけでは物理的な通航減少を証明できず、協議の再開だけでも供給回復は確定しません。

原油高が物価見通しを押し上げると、金利を通じて株式の将来利益の現在価値が下がり得ます。
今回の米10年パー利回りは5.24%、前日から+0.07ポイント。
日中の価格、清算値、物流量を別々の証拠として照合します。

出典