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市場ニュース 2026-10-02

市場2026-10-02

【市場・金利】【市場・株式】【市場・為替】【市場・コモディティ】米国中国【政治・金融政策】【国際・地政学】

目次
  1. 今日の地合い
  2. Snapshot
  3. 今日の主題
  4. 米長期金利の乱高下、燃料供給不安が物価リスクに
  5. Micronの強い見通しで日経平均は6週ぶり高値
  6. Watchlist
  7. 出典

今日の地合い

Snapshot

項目 水準・前日比 投資上の意味
日経225 68,956.72円(+3.30%) TOPIXを大きく上回り、半導体寄与が目立つ
米国株 ダウ 50,926.56(+0.04%)
S&P 500 7,666.45(+0.19%)
ナスダック 26,871.60(+0.04%)
債券利回りが反落し、主要3指数は小幅高
ドル円 未確認(NY基準・比較元未照合) 時点と比較条件をそろえた値を確認できず
米10年金利 5.24%(−0.95%)
財務省15:30 NY
日中高値から低下したが、長期調達コストは高い
WTI原油 未確認(10/1清算値未照合) 対象限月の清算値を確認できず。場中値で代用しない

今日の主題

米長期金利の乱高下、燃料供給不安が物価リスクに

米10年債利回りは10月1日の場中に5.34%へ上がり、2002年以来の高水準となりました(Reuters)。
一方、米財務省の日次パー利回り曲線はNY15:30時点で5.24%、前日の5.29%から5bp低下。
場中の上昇が後半に巻き戻された動きです。
Reutersによると米2年債利回りも4.814%へ低下しており、目先のFRB金利観測が和らぐ一方で、長期金利には別の圧力が残りました。

背景の一つは物価圧力です。
ISMの9月製造業Prices Indexは77.9で、8月の71.1から6.8ポイント上昇し、原材料価格は24か月連続で上昇しました。
さらにReutersは、中国が国内在庫の確保を優先し、10月の石油製品輸出を香港・マカオ向け以外で停止したと報道。
対イラン戦争やロシア製油所への攻撃で供給が細るなか、燃料不足が価格へ波及する懸念が強まりました。
Brent12月限は同日12:47 EDTに101.20ドル、前日清算値から3.17ドル(+3.2%)の場中取引でした。

長期金利にはFRBの次の一手だけでなく、将来の物価不確実性や政府の資金調達負担に対する上乗せも反映されます。
欧州では長期金利の急変と財政懸念が株価を押し、ロンドン株は1.7%、パリ株は1.6%下落。
米国株は金利が後半に低下したため小幅高で終え、債券売りの影響が一日を通じて一方向に広がったわけではありません。

Micronの強い見通しで日経平均は6週ぶり高値

Micronは9月30日に2026年度第4四半期の売上高542.3億ドルを発表し、2027年度第1四半期の売上高を615億ドル(±15億ドル)と予想しました(SEC提出資料)。
AI向けメモリー需要が続くとの読みが半導体関連株に波及し、日経平均は2,203円高の68,956.72円(+3.30%)と6週間超ぶりの高値。
TOPIXは4,131.98(+0.57%)にとどまりました(Nikkei Indexes、Reuters)。

日経225では値上がり108銘柄に対して値下がり116銘柄で、指数上昇と市場全体の広がりには差がありました(Reuters)。
株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きい日経平均の特性もあり、今回の急伸はAI関連の期待が指数を押し上げた面が強く、国内株全体の一様な改善を示す数字ではありません。

Watchlist

期間 確認項目 注目水準・イベント 見方が変わる条件
短期 米雇用統計(9月) 10/2 21:30 JST、米BLS公表予定 雇用・賃金が強ければ長期金利高止まりを補強。弱さが揃えば利下げ観測との整合を確認
短期 中国の石油製品輸出 10/7の国慶節休暇明け以降、輸出許可・再開の報道 再開なら燃料供給不安が後退。停止継続や在庫不足の報道なら上昇圧力が残る
短期 日本株の上昇の広がり 日経225とTOPIX、値上がり銘柄数 TOPIXや上昇銘柄数が追随しなければ、半導体主導の指数上昇として読む
中期 FOMC 10/27–28会合、声明は10/29 03:00 JST予定 エネルギー・製造業コストの上昇が続けば、物価判断と長期金利への影響を見直す
📘 今日の学習(クリックで展開/全員必読ではありません)

長期金利は、将来の政策金利予想に加えて、国債供給やインフレの不確実性を引き受ける対価も含みます。
この上乗せ分はタームプレミアムと呼ばれ、短期金利の見通しが下がっても長期金利が上がる場面を説明します。
株価は将来利益への期待と、その利益を現在価値に直す割引率の両方で動きます。
企業の見通しが強くても金利が高止まりすれば評価の上昇は一部にとどまり得るため、指数水準と値上がり銘柄数を合わせて見ると相場の広がりを読みやすくなります。

出典