市場ニュース 2026-09-26
【市場・コモディティ】米国中東【政治・外交安保】【政治・金融政策】【市場・株式】【市場・金利】【市場・為替】
今日の地合い
- 日本株 — 日経平均66,364.20円(+1.30%)、東京終値。
- 米国株 — 3指数が上昇、S&P500 +0.51%/ダウ +0.93%。
- ドル円・金利 — ReutersのNY 15:10 EDT更新記事のスポット値は157.13円(−1.06%)、米10年金利は5.17%。
- 原油 — WTI11月限92.41ドル(−2.3%)、Brent104.32ドル(−2.1%)。
Snapshot
| 項目 | 水準・前日比 | 投資上の意味 |
|---|---|---|
| 日経225 | 66,364円(+1.30%) | 円高下でも東京株は上昇 |
| 米国株 | ダウ 51,829(+0.93%) S&P500 7,743(+0.51%) ナスダック 27,069(+0.48%) |
AI関連買いが株価を支えた |
| ドル円* | 157.13円(−1.06%) | 日米当局の円安けん制を意識 |
| 米10年金利 | 5.17%(−0.01pt) | 5%台は株の割引率を押し上げる |
| WTI原油 | 11月限 92.41ドル(−2.3%) | 停戦期待で低下、供給回復は未確認 |
- Reutersが9月25日15:10 EDTに更新した記事のスポット値。NY17時の終値ではありません。
今日の主題
ホルムズ再開案が原油のリスク上乗せを縮める
Reutersによると、米・イラン交渉団は、イランがホルムズ海峡を再開し、米国が経済封鎖を解除する段階的な出口を協議しました。
供給途絶が続く確率の低下を市場が先に織り込み、Reutersの清算値ではWTI11月限が92.41ドル(−2.3%)、Brentが104.32ドル(−2.1%)となりました。
ただし、イラン側は核計画で譲歩しない姿勢を示し、フーシ派のサウジ攻撃も続いています。
Reutersが引用したKplerの暫定値では、9月20日開始週のホルムズ海峡経由の原油は3,370万バレルで前週並み。
価格低下は通航正常化の確認ではありません。
株式にはAI投資への期待も追い風でした。
Reutersによると、MicrosoftはCopilotの新機能発表後に3.3%上昇し、米3指数も0.48〜0.93%高。
一方、米財務省の10年パー利回りは5.17%で、Reutersが伝えた10月利上げ確率は66%でした。
原油安はインフレ圧力を和らげますが、金利高が株高の広がりを抑える組み合わせです。
日米財務当局の連携シグナルで円高
片山財務相は9月25日の会見で、日米首脳会談でトランプ大統領から円安への懸念が示されたと説明しました。
同日21:00 JSTの片山・ベッセント財務長官の電話会談では、円の過小評価への懸念と日米協力の強化方針を再確認しています(財務省)。
ReutersのNY 15:10 EDT更新記事に掲載されたスポット値は157.13円で、円は対ドルで1.06%上昇しました。
米10年金利が5%台で、米利上げ観測も残る中の円高です。
値動きからは、金利差の縮小より、当局の警戒シグナルを受けた円売り持ち高の調整が短期の主因と読めます。
これは介入実施の発表ではありません。
Watchlist
| 期間 | 確認項目 | 注目水準・イベント | 見方が変わる条件 |
|---|---|---|---|
| 短期 | ホルムズ通航・サウジ向け攻撃 | 9/20週の通航原油3,370万バレル(ReutersがKpler引用) | 通航増加と合意履行なら供給不安後退、攻撃・封鎖の拡大なら再燃 |
| 短期 | ドル円と当局発言 | Reuters 9/25 15:10 EDT更新記事の値157.13円 | 同じNY時間帯のReuters値で円高が続くか、警戒後退で反転するか |
| 短期 | 米9月雇用統計 | 10/2 21:30 JST(BLS公式発表) | 雇用・賃金の上振れなら利上げ観測と長期金利が再上昇しやすい |
| 中期 | 米9月CPI・FOMC | CPI 10/14 21:30 JST、FOMC声明 10/29 03:00 JST | CPIと声明が追加引き締めを示すか、金利高の巻き戻しを促すか |
📘 今日の学習(クリックで展開/全員必読ではありません)
地政学ショック時の先物価格には、目先の供給量だけでなく、供給停止が続く確率に応じたリスクプレミアムが乗ります。交渉進展でその確率が下がれば、現物の流れが戻る前でも価格は下がり得ます。
ただし、通航量が3,370万バレルで前週並みなら、価格下落だけで供給正常化とは言えません。期待の変化と実際の輸送量を分けて確認します。
出典
- 日本経済新聞社「日経平均プロフィル・日次データ」2026-09-25。東京終値66,364.20円、9/24は65,513.99円;66,364.20/65,513.99−1=+1.30%。日次データ
- Reuters「Wall Street climbs as investors buy AI stocks; Microsoft rallies」2026-09-25。米国現地終値(16:00 EDT、同ページは16:39 EDT時点の終値表示);S&P 7,743.41、ダウ51,828.62、ナスダック総合27,068.72。前日9/24終値(AP: 7,704.13/51,349.98/26,939.37)との検算は、7,743.41/7,704.13−1=+0.51%、51,828.62/51,349.98−1=+0.93%、27,068.72/26,939.37−1=+0.48%。指数値にbid/askはなし。Reuters配信 / AP・9/24終値
- 米財務省「Daily Treasury Par Yield Curve Rates」2026-09-24、25。10年は5.18%→5.17%、5.17−5.18=−0.01ポイント。NY連銀が15:30 ET前後に取得する直近発行債のindicative bid-side気配に基づく日次パー利回り。日次データ / 算定方法
- Reuters「Oil prices slide about 2% as US, Iran explore path out of war」2026-09-25、NYMEX WTI清算値(11月限、14:28–14:30 EDTのGlobex VWAP)。10月限はCME規則により9/22終了、前日11月限94.61ドル;(92.41−94.61)/94.61=−2.33%(記事表示−2.3%)。Brent清算値104.32ドル、前日106.60ドル;(104.32−106.60)/106.60=−2.14%。9/25 Reuters / 9/24 Reuters配信 / CME限月規則 / 清算時間
- Reuters「Dollar dips as oil eases, yen jumps on Japan remarks」2026-09-25、NY 15:10 EDT更新記事のスポット掲載値157.13円、円高1.06%(同記事の日次変化率。bid/askの別は未記載)。公表率からの逆算比較値は157.13/(1−0.0106)≈158.81円;独立したNY17時フィックスとは扱わない。Reuters配信
- 財務省「片山財務大臣閣議後記者会見」2026-09-25、及び「日米財務大臣会談」同日。円安懸念の表明と、21:00 JSTの電話会談での円過小評価への懸念・協力強化方針。会見 / 電話会談
- 米労働統計局「2026年発表予定」およびFRB「2026年10月カレンダー」。雇用統計10/2 08:30 EDT=21:30 JST、CPI 10/14 08:30 EDT=21:30 JST、FOMC声明10/28 14:00 EDT=10/29 03:00 JST。BLS日程 / FRB日程