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THE CAELUS、株式募集を再届出 建設代金に合わせ払込を設計

企業ニュース · · 執筆: KID

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概要

当初募集の取り止め後、払込期間を設けて建設代金に充てる設計に変更しました。実際の入金と不足時の借入条件を確認します。

前提: 株式会社THE CAELUS(以下、THE CAELUS)は、富裕層向けの会員制ゴルフクラブを運営する会社です。会員には株主になることを求め、施設の建設費用の一部を株式発行で集める計画です。

ひとことで言うと: THE CAELUSは当初の募集を取り止めて再届出し、建設代金の支払いに使えるよう払込の日程を組み直しました。

注目したいのは、資金を集める額だけでなく、使える日を設計し直したことです。届出の遅れが調達手続きに響いた事例として、建設の支払予定と資金調達を結び付けて読めます。

詳細

募集のやり直しは、入金日と支払日をつなぐ話

THE CAELUSの有価証券届出書によると、当初の届出と訂正に想定以上の時間がかかり、効力の発生が見込みより遅れました。そのため、当初の日程で株式発行手続きを完了するのが難しくなり、募集の取り止めと再届出を行っています。

新しい募集では、払込期日ではなく払込期間を設けました。会社は、払込みを受けた日から請負代金の支払いに使えるようにするためだと説明しています。申込者が振込手続きに使う時間を確保しながら、建設代金の支払いに間に合わせる日程です。

手取金はクラブハウスの建設費用の一部に充て、不足分は親会社ゼニスベア・キャピタルパートナーズ株式会社からの借入金を用いる予定です。建設請負先は大和ハウス工業株式会社で、豪雨と台風の影響により工期と請負代金の支払期日も変更しています。調達側と工事側の双方で日程が動いている点が、今回の背景です。

株主会員の募集と、入会金・会費は性質が違う

この会社では、株式を持つことが会員資格の条件です。株式を譲渡する場合は会員資格も一緒に譲渡し、会員資格だけを他人へ譲ることはできません。出資と施設の利用資格が結び付いているんです。

一方、入会金と会費は株式の出資とは別に受け取ります。THE CAELUSは入会金に返還義務を負わないと説明しています。募集計画と料金の予定は次のとおりですが、料金はまだ確定していません。

会社 項目 内容
THE CAELUS 普通株式 50株を募集
THE CAELUS 入会金 250万円(税抜)を予定
THE CAELUS 月会費 9万円(税抜)を予定

料金は、造成・建設費が確定し、運営受託先との委託料の協議が整ってから取締役会で確定する予定です。運営はゼニスベア・ビジネスソリューションズ株式会社へ委託し、用地はゼニスベア・グリーンアセットデザイン株式会社から借りています。用地は開発完成後にミツノ株式会社から用地賃貸人が譲り受ける予定で、関係会社との契約も事業を支える要素です。

どのような影響が?

ここから読み取れること

株式募集を届け出ることと、必要な日に支払えることは別の段階です。今回の再届出は、集める資金の説明に加えて、入金を支払いにつなぐ日程を組み直した動きと読めます。設備投資の調達は金額だけでなく、資金が使える日まで含めて考えるもの、と言えそうです。

調達の完了、申込実績、建設費全体、親会社融資の金利・期限、収益計画は分かりませんでした。親会社や運営・用地関係会社の事業規模、委託料・賃料の具体的条件も、公開されている情報からは確認できていません。

自社に置き換えると

設備投資を伴う調達なら、契約上の支払日と、入金した資金を使える日を同じ予定表に置いてみましょう。調達手続きが遅れたとき、支払いを動かせるのか、つなぎ資金を誰が出すのかまで決めてあるかが問いになります。

また、会員募集を使う事業では、出資金と利用に伴う収入を分けて確認したいところです。募集株数と予定料金が分かっても、それを掛け合わせて売上見込みにせず、申込状況と費用の確定を待って判断するのがよさそうです。

まとめ

  • 届出の効力発生の遅れを受け、当初募集を取り止めて再届出しました。
  • 払込期間は、受け取った資金を建設代金に使えるように設計されています。
  • 株式の出資と入会金・会費を分け、資金が使える日と支払日を確かめたい事例です。

出典

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